Infoseek 楽天

「翔平劇場」で地区Vマジック10 2打席連続適時二塁打&勝ち越し打演出 「47―48」は足踏み

スポーツ報知 2024年9月16日 10時53分

◆米大リーグ ブレーブス2―9ドジャース(15日、米ジョージア州アトランタ=トゥルイストパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が15日(日本時間16日)、敵地・ブレーブス戦に「1番・指名打者」でフル出場し、4打数2安打2打点、1申告敬遠の活躍でチームを3試合ぶりの勝利に導いた。連敗を「2」で止め、負ければ消滅だった地区優勝へのマジックを10とした。

 大谷はブレーブスの先発、40歳右腕のモートンを前に1、2打席目は2打席連続で三振を喫し、11打席連続無安打となった。3回にはドジャースの先発右腕・ビューラーが3四球に捕手の打撃妨害なども重なって2点の先取点を献上。苦しいチーム状況を表すかのような厳しい試合展開となった。

 それでも2点を追う5回2死一、三塁で、大谷はモートンから右翼へ適時二塁打。3試合、12打席ぶりの安打は、打球速度114・4マイル(約184・1キロ)という強烈な当たりだった。ビューラーは3回以降復調して6回3安打2失点。1点を追う7回2死一、二塁の大谷の4打席目では、2番手左腕・リーから外角低めのスライダーに最後は右手1本で食らいついて、2打席連続となる右翼への適時二塁打で追いつき、塁上ではベンチのナインを鼓舞するように両手を挙げて叫んだ。22年の30二塁打を上回る自己最多32二塁打で、自己最多を更新する106打点目となった。

 8回無死二、三塁のピンチをコペックが2者連続三振などで切り抜けると、9回表は1死でスミスが三塁打。2死三塁で大谷は申告敬遠で勝負を避けられると、続くベッツが中前適時打、フリーマンが左前適時打、T・ヘルナンデスの29号2ラン、エドマンの5号ソロ、マンシーの15号ソロの5者連続安打、3者連続本塁打で7点を奪って勝ち越した。

 3試合ぶりの安打を放った大谷だが、本塁打と盗塁はなく「47本塁打&48盗塁」から上積みすることは出来ず、前人未到「50―50」へ3試合連続の足踏みとなった。

この記事の関連ニュース