◆ＪＦＡＵ―１８女子サッカーファイナルズ２０２４ ▽藤枝順心０―２日テレ・東京ヴェルディメニーナ（１６日・ＡＧＦフィールド）
高校総体優勝の藤枝順心高と日本クラブユース女子サッカー大会（Ｕ―１８）覇者の日テレ・東京ヴェルディメニーナで争われ、藤枝順心は０―２で敗れて２年連続の準優勝に終わった。前半１９分、ＰＫで先制点を献上。後半３分にもＣＫから追加点を許した。相手の寄せに苦しみ、攻撃でもらしさを出せなかった。
奮闘した順心イレブンだが、相手の圧力が一枚上手だった。シュート数は４―１１。奪った後に展開しきれず、効果的な攻めに転じるシーンは少なかった。「相手を見て動く判断力の所で差を感じた」とＭＦ植本愛実主将（１８）。昨年も１―４で敗れた難敵にリベンジできなかった。
一方、収穫は守備だ。失点はＰＫと、ＣＫからこぼれ球をねじ込まれたもの。中村翔監督は「崩されている訳ではない。インターハイから積み上げてきたものが出せた」と手応えを口にした。今後は気持ちを切り替え、５季連続日本一がかかる選手権に向かっていく。