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杉野正尭、さらなる進化へ「僕にしか出せない演技」鉄棒で世界でも珍しい大技「マラス」習得宣言

スポーツ報知 2024年9月16日 15時44分

◆体操 ▽男子スーパースペシャリスト選手権(16日、東京・アリーナ立川立飛)

 国内トップ選手が集い、種目別で争われ、パリ五輪団体金メダルメンバーの杉野正尭(徳洲会)が、鉄棒で14・833点をマークして優勝を飾った。

 ダイナミックに離れ技「ペガン」を決めるなど、会場を沸かせ、最後の着地もピタリと止めた。観客を盛大にあおって「っしゃー!」と歓喜の絶叫。「きつい中での演技ではあったが、本当に失敗したくない思いが強かった。初めて見に来てくれた方がたくさんいたので、自分の持っている力、体操の魅力を伝えたい思いがあった。めちゃくちゃ集中した」と振り返った。

 五輪では、得意のあん馬と鉄棒で種目別決勝に進出するも、メダル獲得はならず。今後を見据え、鉄棒では世界でも珍しい大技「マラス」(屈伸ペガン)習得を目指すことを宣言し、「それに取り組んで行きたいと公言して、(技を)手にしていきたい。マラスは練習段階でも取り組んでいる。成功率も高く維持しながらできている。僕にしか出せない演技構成かなと思う。そこを一番に考えてやっていきたい」と来年から競技会で投入していく考えを明かした。

 ▽種目別の優勝者

床運動

松見一希(徳洲会)

14・300点

あん馬

谷川翔(セントラルスポーツ)

15・000点、

つり輪

金田希一(相好ク)

14・500点

跳馬

壁谷日陽(日大)

14・399点

平行棒

岡慎之助(徳洲会)

15・400点

鉄棒

杉野正尭(徳洲会)

14・833点

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