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【阪神】大竹耕太郎が涙の2年連続2ケタ10勝目 試合後の囲み取材で号泣「今年は無理だろと言われてきたけど…」

スポーツ報知 2024年9月16日 18時36分

◆JERAセ・リーグ 阪神3―0ヤクルト(16日・甲子園)

 阪神・大竹耕太郎投手が6回3安打無失点で10勝目。移籍1年目で12勝を挙げた昨季に続き、2年連続2ケタ勝利だ。

 初回は2四球などで2死満塁を招いたが、無失点。自己ワースト5四球を与える苦しい投球だったが、2回以降は超スローボールも駆使して修正した。これで対ヤクルト戦は通算9戦で無傷の8勝。この日も“ツバメキラー”ぶりを発揮した。

 囲み取材が始まり3分30秒を過ぎたころ、2年連続2ケタ勝利について質問が飛ぶと声を詰まらせた。

 「去年一年間投げて、今年は無理だろうとかいろいろ言われてきたけど…」と目に涙が浮かんだ。約20秒の沈黙を挟み「キャンプに入るくらいは肩の状態も良くなかったので…。不安はありましたけど絶対、今年もやるという強い気持ちでやってきた。うまくいかないことの方が今年は多かったけど、気持ちだけは切らさないようにと。周りの方々の支えがあって10勝まできた」と感謝を述べた。「うまくいかなかったらすごく言われる。レギュラーの人は本当にすごい。うまくいかないことばかり言われがちですけど、負けないで、反骨心ではないですけど、そういうのは持っておきたい」と、必死に言葉を紡いだ。

 シーズンは残り10戦。「何試合投げるか分からないですけど、CSも日本シリーズもある。9月に入って、状態もボールの質自体も上がってきている。維持しようという考え方より、状態を上げて行こうという気持ちで残り試合も頑張りたい」と、最後は笑顔でクラブハウスに向かった。

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