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大敗から仲間の骨折離脱でチーム一丸 DeNAが大勝で3位・広島に1差

スポーツ報知 2024年9月17日 6時10分

◆JERA セ・リーグ 広島2―11DeNA(16日・マツダスタジアム)

 絶対に負けられない。初回1死。DeNA・牧は森下のフォークを泳がされながらも、左翼席にたたき込んだ。はじき返った打球に一度はエンタイトルツーベースと勘違いし、二塁上で止まったがゆっくりとダイヤモンドを一周。21号ソロで主導権を握り「昨日のやられ方(大敗)で、向こうも勢いに乗っていたので、先制点が取れてよかった」と汗を拭った。

 15日の広島戦(マツダ)で正捕手の山本が右手首に死球を受け途中交代。試合後、広島市内の病院で「右尺骨骨折」と診断された。今季中の復帰は絶望的。抹消されたこの日、ギプスで固定した状態で球場を訪れた姿にチーム全員の心が奮い立った。「(山本)祐大のために」。牧は練習中からベンチに山本のユニホームを飾りナインの気持ちを高めた。

 8月24日のヤクルト戦(神宮)以来の先発マスクとなった伊藤が2回の決勝打を含む5打数3安打2打点。「祐大が抜けたからチームが落ちたと思われるのは一番、嫌」。35歳のベテランが先発した東を6回途中まで2失点に抑える好リードし3位・広島に1差に迫った。痛すぎる離脱も一丸で乗り切る。(内藤 菜月)

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