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ラグビー 東京SG・小野晃征新HC、リーグワン最年少指揮官の挑戦「与えられた役割を、100%やり切る」

スポーツ報知 2024年9月17日 19時34分

 ラグビー・リーグワン1部で昨季3位の東京SG(旧サントリー)は17日、都内で練習を行った。元日本代表SOで、今季新たに就任した小野晃征ヘッドコーチが取材対応。新たな挑戦に向け「チームとしては優勝。目の前の一つ一つを大事にしていきたい」と、意気込みを語った。

 昨季まで監督を務めた田中澄憲氏がGMに就任、アシスタントコーチだった小野氏がヘッドコーチに昇格。21年に現役引退した後は家族と暮らすニュージーランドで代理人業などをし、昨季からコーチとして古巣の東京SGにカムバックしていた。田中GMは、新指揮官に「サントリー独特のスタイル、アグレッシブアタッキングラグビーを進化させてほしい」と期待。小野氏も「与えられた役割を、100%やり切ることが大事」と引き締める。

 新HCとして掲げるチームのテーマは「WIN THE ONE」。シーズン中の1試合はもちろん、練習や準備の面でも「目の前の一つずつに勝っていく」という意味が込められているという。ニュージーランドで育ち、英語と日本語を操って海外選手とのコミュニケーションをじかに取れる事も魅力。小野氏は「同じ絵を見るべき時に、ダイレクトにしゃべれるのは強み」と力を込める。

 前身のトップリーグ(TL)、サントリー時代は優勝も知る指揮官。37歳とリーグワン最年少だが、FB松島幸太朗ら10人以上は選手時代から共に戦い信頼も厚い。常勝軍団の重圧も感じつつ「求められる結果は一つしかない。目の前の一つに勝つマインド、仲間のためにタックルし、倒れても立ち上がるフィジカル、二つを併せて強化していきたい」と、新シーズンを見据えた。

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