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大谷翔平が5戦ぶり48号確信弾「48発&48盗塁」 球団記録王手、米219号はアジア新、30球場目弾

スポーツ報知 2024年9月18日 8時33分

◆米大リーグ 米大リーグ マーリンズ―ドジャース(17日、米フロリダ州マイアミ=ローンデポパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が17日(日本時間18日)、敵地・マーリンズ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、4点を追う3回1死一塁の2打席目に5試合ぶりの本塁打となる48号を放った。この試合を含めて残り12試合で「48発&48盗塁」。前人未到の「50―50」へまた一歩近づいた。

 1打席目は見逃し三振に抑えられた先発右腕・マコーンとの2打席目の対戦。カウント1―1からの3球目だった。内角低め82・2マイル(約132・3キロ)スライダーを振り抜くと、右翼席上段に飛び込む圧巻の打球速度105・3マイル(約169・5キロ)、飛距離402フィート(約123メートル)、打球角度32度という一打だった。23打席ぶりの本塁打は走り出す必要のない確信弾だった。

 思い出の球場でアーチを描いた。マイアミのローンデポパークは、23年3月にWBC準決勝・メキシコ戦、決勝のアメリカ戦を戦った球場。準決勝では1点を追う9回先頭で二塁打を放って「カモーン!」と叫んでベンチのナインを鼓舞して、村上(ヤクルト)の劇的な逆転サヨナラ打につなげた。決勝では指名打者でスタメン出場しながら、ベンチと左翼のブルペンを行き来しながら準備を進め、1点リードの9回にマウンドに上がり、最後は2死走者なしで同僚だったトラウト(エンゼルス)から空振り三振を奪うと帽子とグラブを投げ捨て、胴上げ投手となった。

 メジャーでは、ローンデポパークは、22年に2試合に出場しただけで試合前の時点で7打数1安打だったが、初本塁打。これでメジャー7年目で30球場目の本塁打となった。30球団の本拠地全球場制覇へは、シンシナティのグレートアメリカンボールパーク(レッズ)、フィラデルフィアのシチズンズバンクパーク(フィリーズ)の2球場を残すのみとなった。

 シーズン48本塁打は、ドジャースでは04年のベルトレに並ぶ球団史上2位タイで、1位の01年グリーンの49本に加入1年目ながら王手をかけた。06年デービッド・オルティス(レッドソックス)が作った指名打者シーズン最多本塁打記録47本(同年一塁で7本で、計54本塁打)も抜き去った。さらに、メジャー通算219本塁打は、レンジャーズなどでプレーした韓国出身の秋信守を越えてアジア人史上単独最多。シーズン51・5発ペースだ。

 大谷は11日(同12日)の本拠地・カブス戦で、初回先頭の1打席目に打球角度19度の低い弾道で、打球速度118・1マイル(約190・1キロ)という強烈な打球を右中間席に運び、47号先頭打者本塁打。2回の2打席目には四球を選ぶと48個目の盗塁となる二盗を決め、3打席目には中前への2点適時打を放つなど大暴れだった。10連戦に突入した13日(同14日)からの敵地・ブレーブス4連戦は3試合が無安打など不発で、本塁打も盗塁も記録できなかった。

 「40―40」ですら、メジャー史上6人目の快挙だったが、誰も成し遂げていない「50―50」の大台へも本塁打と盗塁を2個ずつ残すのみとカウントダウンに入ってきた。

 ◆大谷の年度別本塁打数

 ▽18年 22

 ▽19年 18

 ▽20年 7

 ▽21年 46

 ▽22年 34

 ▽23年 44

 ▽24年 48

 ◆アジア人のメジャー通算本塁打上位

 ①219 大谷翔平(エンゼルス、ドジャース)

 ②218 秋信守(インディアンス、レンジャーズなど)

 ③175 松井秀喜(ヤンキース、エンゼルスなど)

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