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マーリンズ監督、ドジャーズ大谷翔平の50―50阻止誓う…息子は強烈な大谷ファンでジレンマ

スポーツ報知 2024年9月18日 7時45分

◆米大リーグ マーリンズ―ドジャーズ(17日、米フロリダ州マイアミ=ローンデポパーク)

 ドジャースの大谷翔平投手が17日(日本時間18日)のマーリンズ戦で、2023年のWBC決勝戦以来のマイアミ凱旋。敵将のシューマッカー監督が、試合前にメディアに対応。大谷の記録達成阻止を誓うと同時に、熱烈な大谷ファンである息子ブロディ君が、ドジャーズを応援することになるだろう、とジレンマを吐露した。

 「多分、今までに見た最強の選手。リアルにね。リハビリ期間中だというのに、ハーパー(フィリーズ)やマチャド(パドレス)のように、彼が打席に入ったら、皆が足を止めて映像に見入る。だが、この3試合で、何の記録も達成して欲しくない」と50本塁打&50盗塁を阻止する意気込みを語った。

 指揮官はベース拡大やけん制制限などのルール変更によって、リーグ全体がスピードアップしている状況を踏まえた上で、「それでも、皆が皆、記録を更新している訳ではない。私は今でも、リハビリ中の投手が、こんなクレージーなことをやっていることが信じられない。彼の才能には、ぶっ飛ばされる。これは、1年限りのことではなく、この先、彼の長いキャリアを通じて続くだろう。今よりもっともっとすごい数字になっていくのでは」。「50-50」の金字塔も、一過性の節目ではなく、通過点に過ぎないという見方を明かした。

 ロサンゼルス出身で今も自宅を構える指揮官のジレンマは、大谷ファンである高校生の息子ブロディ君が、この3連戦に限っては敵軍を応援しそうなこと。「彼はショーヘイを応援するだろうね。残念ながら。正直、ハッピーじゃないけど」と、苦笑いした。

 大谷の「50-50」が射程距離となり、マーリンズ広報によると、この日の日本人メディアは「少なくとも40人以上」と注目度は爆上がり。「球界にとって素晴らしいこと。私の現役時代(11年間)より、MLBは大きく拡大した。私が一緒にプレーした日本人選手は、(カージナルス時代の)田口壮だけ。それが、今やたくさんの日本人選手がプレーして、その数はますます増えている。実にエキサイティングだ」。この日は「ジャパン・ヘリテージ・デー」。試合前には太鼓や空手のパフォーマンスなども行われた。「最強のチームを相手に最強の打者、最強の投手と対戦する。大きな挑戦で自分たちの力を発揮したい」と、敵将は”ストップ・ザ・ショーヘイ”を誓った。

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