ＮＨＫの稲葉延雄会長の定例会見が１８日、東京・渋谷の同局で開かれた。
旧ジャニーズ事務所創業者の性加害問題から再出発を図る「ＳＴＡＲＴＯ ＥＮＴＥＲＴＡＩＮＭＥＮＴ」の所属タレントの新規起用について、稲葉会長は「現時点では従来の方針に変更はありません」とコメント。「（被害者補償を行う）スマイルアップ社、ＳＴＡＲＴＯ ＥＮＴＥＲＴＡＩＮＭＥＮＴ社とは定期的にやりとりを継続していまして、被害者への補償、再発防止の取り組みはかなり進んできているのではと認識している」と評価したうえで「２社の取り組み状況をさらに確認したうえで、新規の出演を判断していきたい」と述べた。
一連の問題をめぐっては、「ジャニーズ性加害問題当事者の会」が今月３日、被害者への補償の進み具合から「求めてきた大部分は達成できた」として解散。スマイルアップの藤島ジュリー景子代表取締役が、関連会社４社の会長職を全て退任していたことも明らかになっている。