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【巨人】優勝マジック「9」が点灯 DeNAと延長12回、4時間23分の熱戦で引き分け

スポーツ報知 2024年9月18日 22時23分

◆JERA セ・リーグ 巨人2―2DeNA=延長12回=(18日・東京ドーム)

 巨人とDeNAとの一戦は延長12回、4時間23分の熱戦の末、引き分けとなり、リーグ優勝に向けてのマジック「9」が点灯した。

 勝つか引き分けるかでマジックが点灯する一戦に先発したグリフィン投手は、1回に丸佳浩外野手の先頭打者アーチで1点の援護をもらったが、6回に牧秀悟内野手に一発を浴び同点に追いつかれ降板した。8回にバルドナード投手が押し出し四球で勝ち越し許したが、直後の8回裏に同点に追いつき延長戦に入っていた。

 巨人が1回に先取点を挙げた。先頭の丸佳浩外野手がDeNAの先発・ジャクソン投手のストレートをとらえ、右翼スタンドに運ぶ14号ソロ本塁打。切り込み隊長の先頭打者アーチで先制した。

 3回は、1回に先頭打者アーチの丸が中前打。エンドランでの坂本勇人内野手の投ゴロで、丸は一気に三塁へ進む好走塁をみせ1死三塁。吉川尚輝内野手は一ゴロだったが、三本間で挟まれた丸が粘って、その間に今度は吉川が三塁に進む好走塁。岡本和真内野手は申告敬遠で2死一、三塁となったが、浅野翔吾外野手は遊ゴロに倒れ、追加点はならなかった。

 グリフィンは1回、2回を3者凡退。3回は2死から投手のジャクソンに左前打を許したが、梶原昂希外野手を中飛に打ち取り無失点。4回は再び3者凡退に抑えたが、5回は2死から戸柱恭孝捕手にこの試合初めての四球、森敬斗内野手には遊撃内野安打を打たれ2死一、二塁とされたが、ジャクソンを空振り三振に仕留め、5回を無失点。

 グリフィン投手が6回に同点に追いつかれた。1死から2番に入る牧秀悟内野手に、高めのストレートを左翼スタンドに運ばれる22号ソロ本塁打。打たれた瞬間、グリフィンはマウンド上でがっくりと膝をつく、完ぺきな一発だった。続く佐野恵太外野手には四球を与えたが、オースティン内野手を三ゴロ併殺打に打ち取り、追加点は許さなかった。

 同点に追いつかれた巨人は6回、先頭の岡本和真内野手が低めの球を技ありの打撃で中前打。1死からモンテス内野手の遊ゴロは併殺を狙って二塁に入った牧秀悟内野手が森敬斗内野手からの送球をはじきオールセーフ。岸田行倫捕手は空振り三振、門脇誠内野手は打ち取られた当たりだったが二塁内野安打となり2死満塁。ここでグリフィン投手に代えて代打・大城卓三捕手がコールされると、DeNAは2番手でウィック投手が登板。大城卓は二ゴロに打ち取られ、得点できなかった。

 巨人が8回にDeNAに勝ち越された。この回から登板の3番手・バルドナード投手は、先頭の代打・蝦名達夫外野手に左前打。梶原昂希外野手のバントは三塁内野安打となり無死一、二塁のピンチを迎え、牧秀悟内野手は遊撃へのハーフライナー、佐野恵太外野手は一邪飛に抑えたが、オースティン内野手をストレートの四球で歩かせ2死満塁。宮﨑敏郎内野手にも四球を与え、押し出し四球で勝ち越しを許した。バルドナードはここで降板となり4番手で船迫大雅投手がマウンドにあがり、桑原将志外野手を見逃し三振に打ち取り、追加点は許さなかった。

 勝ち越された巨人がその直後の8回裏に反撃、同点に追いついた。DeNAの3番手・ウェンデルケン投手から先頭の岡本和真内野手が四球、浅野翔吾外野手が左前打で続き無死一、二塁。途中出場のオコエ瑠偉外野手は三塁へ完ぺきな送りバントを決め1死二、三塁とチャンスを広げ、岸田行倫捕手の二ゴロで三塁から岡本和が本塁へヘッドスライディング。同点に追いついた。なおも2死三塁で、門脇誠内野手が四球。ここでウェンデルケンが降板し、伊勢大夢投手が登板。巨人は代打・長野久義外野手を送ったが、空振り三振に打ち取られ、同点止まりだった。

 9回は大勢投手が登板し、1死から森敬斗内野手に中前打を打たれたが後続を打ち取り無失点。9回の巨人の攻撃は1番からの好打順だったが、8回から回またぎで登板の伊勢に3者凡退に抑えられ、延長戦に突入した。

 延長10回のマウンドには泉圭輔投手が6番手であがり、3者凡退。延長11回は平内龍太投手が登板し、3人でピシャリと抑えた。延長12回は高梨雄平投手が登板し無失点で、負けがなくなりマジック「9」の点灯が決定。

 延長12回の攻撃は吉川が先頭で死球で出塁したが、岡本和が一ゴロ、浅野が遊ゴロ、オコエは空振り三振に倒れ、引き分けとなった。

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