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ゴン中山氏「技術を盗むことはできませんでしたが…」スキラッチ氏を悼む

スポーツ報知 2024年9月18日 20時11分

 サッカーの1990年イタリアW杯の得点王で、J1磐田でプレーした元イタリア代表FWのサルヴァトーレ・スキラッチ氏が死去したことが18日、磐田関係者の話で分かった。59歳だった。英BBCなどによると、2022年に大腸がんを患い闘病していたという。9月初めからパレルモ市民病院に入院し、危篤状態に陥っているとイタリア公共放送「Rai」など複数のイタリアメディアが伝えていた。

 現役時代、磐田でともにプレーした中山雅史・現J3沼津監督は「相棒の早すぎる旅立ちに悔しさしかありません」と語った。「思い出は語り尽くせぬほど色々あります。強面のトトの表情に恐怖を感じていた方も多いかもしれません。ただ私には、メチャクチャ優しすぎる瞳の印象しかありません。ストライカーとしての素晴らしい技術を盗むことはできませんでしたが、ストライカーとしての気持ちの持ち方、ゴールに向かう姿勢、それはしっかりと今でも心に刻まれています。偉大なストライカーとプレーできたことは僕の財産として輝いています」とし、「心よりご冥福をお祈り申し上げます。最高のストライカー、トト・スキラッチ Ti Amo」と思いを寄せた。

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