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長州力、「虎ハンター」小林邦昭さん通夜で悲しみのどう喝…取材陣へ「来るな!コラッ」

スポーツ報知 2024年9月18日 20時23分

 「虎ハンター」の異名で新日本プロレス、全日本プロレスなどで活躍し今月9日に亡くなった元プロレスラーの小林邦昭さん(享年68)の通夜が18日、都内の斎場でしめやかに営まれた。

 通夜には、元新日本プロレスの藤波辰爾、藤原喜明、長州力、前田日明、佐々木健介、西村修、新日本の真壁刀義、菅林直樹会長、AEWの柴田勝頼、元レフェリーのミスター高橋氏、タイガー服部氏らプロレス関係者約200人が参列した。

 小林さんは、1956年1月11日、長野県小諸市出身。アントニオ猪木さんにあこがれ高校を中退し1972年に新日本プロレスへ入門。1973年にデビューした。80年にメキシコ遠征。82年10月にがい旋帰国し、当時、人気絶頂だったタイガーマスクの宿敵として活躍。必殺のフィッシャーマンズスープレックスを武器に名勝負を展開。さらにマスクを破る掟(おきて)破りの反則で「虎ハンター」の異名を取り、トップレスラーの仲間入りを果たした。

 2000年4月21日に行われた獣神サンダー・ライガー戦を最後に現役を引退した。引退後は新日本プロレスの道場長として後進の指導に尽力した。

 現役時代と道場の管理人としての小林さんを知る真壁は「ああいう人は2度と出てこないと思う。レスラーでもすごい道場長、自分のトレーニングもすごい。今までいなかった。すごい残念…それしかないよね」と沈痛な表情で小林さんをしのんだ。

 ジャパンプロレス、全日本プロレス、新日本で試合を裁いた服部氏は「こんなに早く逝くとは思わなかった。ただ残念です」と声を落とした。

 「維新軍団」「ジャパンプロレス」など行動を共にした長州は、フラッシュで撮影するカメラマンへ「たくな!」とどう喝。話を聞こうとする記者へ「来るな!コラ」と詰め寄った。無言を貫く姿に同志を失った悲しみの大きさを物語っていた。

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