◆パ・リーグ 楽天８―１ロッテ（１８日・楽天モバイルパーク）
ロッテは、ＣＳ進出を争う楽天との直接対決で痛恨の２連敗を喫した。１５日の西武戦から泥沼４連敗で４位タイだった５月４日以来、４か月ぶりの４位転落となった。
前日は延長１０回の激闘の末に逆転サヨナラ負けを喫し、楽天に１ゲーム差に迫られ、迎えた一戦。１５年のサイ・ヤング賞左腕のカイケルが先発マウンドに上がった。だが、３回には先頭・伊藤に左中間への二塁打を許すと、続く８番・小深田のバント処理で捕手・田村が三塁に悪送球し、ボールがレフトファウルゾーンを転々とし、ホーム生還を許した。さらに１死三塁とすると、１番・小郷の中犠飛で２点目を失った。
さらに４回には突如、調子を乱した。３本のヒットで無死満塁にすると、７番・伊藤にはストレートの押し出し四球を与え、判定に不服そうな表情を浮かべた。さらに１死を奪った後、９番・太田には左前適時打を許し、リードは３点に。さらに１番・小郷にも再びストレートの四球で押し出し。白井球審の際どい判定には、普段は温厚な左腕も両手を上げるなど、いら立ちを隠せなかった。
チームは４位に転落。順位が入れ替わった楽天との残りの直接対決は、本拠地１試合、敵地２試合の計３試合となった。