◆第36回日本少年野球東日本選抜大会 埼玉県東支部予選 ▽準決勝 大宮七里ボーイズ2―1春日部ボーイズ(9月16日・春日部市牛島野球場)
2年生以下の新チームで秋の東日本ブロック王者を決める第36回東日本選抜大会(10月12~14日、白河グリーンスタジアムほか)の支部予選が各地で行われた。埼玉東では準決勝で大宮七里ボーイズが春日部ボーイズを下し、越谷ボーイズとともに出場権を獲得した。
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接戦を制して東日本選抜切符を手にした。「突出した選手がおらず、選手たちにはチーム力で勝つんだと言っている」。そう語る長岡学監督(54)の想定を超えたヒーローが投打で現れた。
投の主役は先発右腕の吉澤だ。2回からピンチの連続も、ストライク先行で打者を追い込む。「3週間前に覚えた」カットボールを武器に5回無失点。「100点の出来です」と胸を張った。
打線では3番・関根が光った。初回、1番の坂入が左前安打で出塁し二盗。潮平が送って1死三塁から関根が右前に運び先制。5回にも2死二塁で中前に適時打を放ち2点目をたたき出した。「バッティングの調子が良くなく、前夜に自宅でお父さんにシャトルを投げてもらって3時間ぐらい打った。その成果が出た」とニコリ。
東日本選抜大会は2019年以来の出場。河岸主将は「ずっと弱いと言われてきたが、勝ててうれしい。本大会でもみんなでつないで勝っていきたい」と目を輝かせた。
【大宮七里ボーイズ・登録メンバー】※は主将
▽2年生 ※河岸一輝、坂入晴昭、江口蒼真、田中崇介、又吉琥琉、潮平凌空、橋本隼一、唐澤弦志、関根怜生、石川巧望、早川凌央、小須田泰成、赤井田健太郎、吉澤奏人、大槻奏輝
▽1年生 小櫃遼生、齊藤結仁、霍田碧斗、新城奏真、加藤惺和