卓球「Ｔリーグ」に今季も中国選手の参戦が可能となったことが２０日、分かった。昨季は代表経験者を含めて男女１３選手が参戦していたが、今季はここまで出場がなかった。ただ、リーグでは以前から日本協会を通じ、中国協会に派遣を要請。水面下で両協会の話し合いが進められていた。今夏にパリ五輪が行われたこともあって時間を要し、８月２４日の開幕には間に合わなかったが、このほど参戦許可の連絡が届いたという。
現時点でリーグへの登録手続きが完了しているのは男子の岡山・郝帥のみだが、“解禁”を受けて複数のチームが獲得に関心を寄せており、今後も参戦選手は増える見込み。世界最強を誇る中国の選手の参戦は高いレベルの試合の創出やリーグの活性化に欠かせず、日本人選手にとっても国内で貴重な経験を積める機会となる。リーグ関係者は「今後も卓球界の発展のために、友好関係を深めていきたい」と歓迎した。