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勢い止まらぬ大谷翔平、悪球打ちで2戦4発の52号逆転2ラン本拠地騒然 長距離移動から「52―51」

スポーツ報知 2024年9月21日 12時30分

◆米大リーグ ドジャース―ロッキーズ(20日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が20日(日本時間21日)、本拠地・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、2試合連続本塁打で、2戦4発となる52号を放ち、「52発&51盗塁」となった。

 圧巻のバッティングに本拠地は騒然となった。1点を追う5回2死二塁。空振り三振、中前安打で迎えた3打席目だった。フルカウントから見逃せば確実にボールだった高めの92・1マイル(約148・2キロ)直球を捉えると、中堅バックスクリーンやや左にぶち込んだ。打球速度は110・1マイル(約177・2キロ)、打球角度27度で、飛距離は427フィート(約130メートル)。ネクストバッターズサークルのベッツも驚きを隠せない悪球打ちで逆転打となった。

 前日19日(同20日)の敵地・マーリンズ戦では3回の3打席目までで3打数3安打3打点、2盗塁の活躍。だが、それは歴史に残る「9・19」への序章にすぎず、6回1死二塁の4打席目からは49号2ラン、50号2ラン、51号3ランと圧巻の3打席連続本塁打を放った。1試合の3本塁打、6安打、10打点などは自身最多だった。勢い止まらず2戦連発で、2戦4発の52号。本拠地は大きく沸いた。

 前日19日(同20日)に、ドジャースは12年連続となるプレーオフ進出も決定。試合後にはグラスに入ったシャンパンで乾杯して控えめに喜びを分かち合うと、東海岸のマイアミから、西海岸の本拠地・ロサンゼルスまで3700キロ以上の距離を大移動した。時差も3時間あるなかで、厳しいコンディションとなったが、大谷の勢いは止まることはなかった。

 これまでの自己最多(21年46本)、球団最多(01年グリーン49本)を更新する52号で、2年連続の本塁打王へ向けても2位オズナ(ブレーブス)の38本と14本差となって確定的。打点王へも独走状態で、本塁打と打点王の2冠も近づいている。

 ◆大谷の年度別本塁打数

 ▽18年 22

 ▽19年 18

 ▽20年 7

 ▽21年 46

 ▽22年 34

 ▽23年 44

 ▽24年 52

 ◆ドジャースのシーズン球団本塁打上位

 ①52 24年大谷

 ②49 01年グリーン

 ③48 04年ベルトレ

 ④47 19年ベリンジャー

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