◆JERAセ・リーグ DeNA5―6阪神=延長10回=(21日・横浜)
阪神・岡田彰布監督が、2ゲーム差で追う首位・巨人との天王山を見据えた。この日は3時間54分にも及ぶ激闘。5―5の延長10回に佐藤輝が決勝ソロを放ち、執念で勝利をもぎ取った。22日から甲子園球場で巨人2連戦。まだまだまだ、逆転での連覇を諦めない。
以下、監督の一問一答。
―紙一重の試合だったが佐藤輝が。
「なあ。全然やったけどな。その前の打席までな。ヒットまでな」
―ゲッツーもあった。
「ゲッツーで流れ変わったと思ったよ。井上から前川代えるとこやからな。ゲッツー打つと思った。ゲッツーやったら、井上そのままレフトいくと言うた」
―最後はひと振りで決めた。
「そらお前…(笑い)。その前にちゃんと打っとったらもっとはよ終わっとる。そんなん言い出したらきりがない」
―岡留が初セーブ。
「最初から岡留やったけどな。1点取ったからな、佐野一人だけ富田いこう思ったけど、そんなんやっててまたな、塁出してな、負担かかるから、アタマから最初からいけ言うと、もうな、構わへんからそんなもん別に」
―6回以降、中継ぎがしっかり抑えた。
「しっかりというか、先頭な、2ストライクからヒットとか、そんなしっかり抑えてないで、ほんま。先頭出過ぎよ」
―昨日から流れが。
「ええ、いやいや、それだけ言うたんや、ミーティングで。先頭とにかく抑えろって。昨日8回のうち5回先頭打者や。今日でもそうやろ、2ストライクからな、変に外、ストライク、ボール投げとったらええのに。のう」
―5回青柳も先頭に。
「アウトコースばっかり投げるからやんかお前、外のところばっかり。何十回言うてんの。次また外やろ、林に。なんでインコース投げんねん。やっぱり佐野の時やな。温情が重なったやろ、佐野のところで行っとったら代打けえへんから。あそこは代打・宮崎来るぞ言うとったけどのう。しゃあないわのう。結局は佐野のフォアボールよ。大体フォアボール絡んだら点になるやろ。そういうとこやんなあ」
―代打・宮崎は想定した上で。
「うん、しゃあないやん。この時期であそこで続投はないわ、2点差で。笑われるよ」
―どんな形でも勝利が大きい。
「そらあ、なあ。途中で(広島が)逆転したとか、そんなこと言うてたから余計にやろうな」
―直接対決に勝つだけ。
「勝つだけというか。2試合するよ、試合。そんなもん、勝てるか言うても、向こうも勝つ気なんやから、両方勝たれへんねんから。まあ、どっちか勝敗つくけど、見とったらええやん、勝敗つくんやし」