◆米大リーグ ドジャース６―４ロッキーズ（２０日、米カリフォルニア州ロサンゼルス＝ドジャースタジアム）
ドジャース・大谷翔平投手（３０）が２０日（日本時間２１日）、本拠でのロッキーズ戦に「１番・ＤＨ」でフル出場。マイアミから３７００キロ以上移動し迎えた一戦で一時逆転の５２号２ランを放つなど、３安打２打点１盗塁で「５２―５２」とした。メジャー史上初の「５０―５０」達成翌日、球場が祝福ムードに包まれる中で、本拠ファンへ“御礼”と言わんばかりの大活躍。チームは３連勝で地区優勝へのマジックが「５」となった。
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大谷の偉業は、至る所でたたえられた。史上初の「５０―５０」達成翌日の本拠地試合。試合前には山本、カーショーら数人の選手が「５０―５０特別Ｔシャツ」を着て練習に参加した。球場グッズショップでも６０ドル（約８６００円）で販売開始されたが、試合前から飛ぶように売れて瞬く間に品薄状態となった。
スタジアム内では「ドジャース」と日本語で書かれた小さなヘルメットがつけられて小さなチキンカツバーガー２つとポテトなどが入った限定セットを２０２４年にかけて税別２０・２４ドル（約２９００円）で販売。４０、５０盗塁時のベースなどこれまでの節目の試合で着用していたユニホームなどが展示された特設コーナーもできた。試合後のドローンショーでも上空に「Ｏｈｔａｎｉ ５０／５０ Ｃｌｕｂ」という文字が描かれた。
ロバーツ監督も試合前には前日１９日のマーリンズ戦を「あれは野球キャリアの中で見たベストゲームだった」と振り返り、ロッキーズのブラック監督も「信じられないほどの選手。今ここで目撃できて幸運だ。今のスポーツ界では最高の選手。『６０―６０』も達成してほしいと思っている」と期待を込めていた。