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宝塚歌劇星組トップ娘役・舞空瞳が笑顔で本拠地にサヨナラ「痛いぐらい愛がいっぱい」

スポーツ報知 2024年9月22日 17時50分

 宝塚歌劇の星組トップ娘役・舞空瞳のサヨナラ公演「記憶にございません! ―トップ・シークレット―」「Tiara Azul ―Destino―(ティアラ・アスール ディスティーノ)」が22日、兵庫・宝塚大劇場での千秋楽を迎えた。

 2016年の首席入団から8年半。花組から2019年4月に星組へ組替えされ、同10月に礼真琴とトップコンビに就任した。東京宝塚劇場(10月19日~12月1日)の大千秋楽をもってタカラジェンヌを卒業する。

 舞空は単独退団だが、トップ娘役としてサヨナラショーが用意され、「ロミオとジュリエット」(21年)の「いつかUN JOUR」や「ディミトリ」(22年)の「運命に結ばれて」で礼とデュエット。「めぐり会いは再び next generation」(22年)の「ミッドナイト・ガールフレンド」をソロで披露するなど、星組時代のナンバーを歌い、踊った。

 退団セレモニーでは、礼と、第102期生の同期・天飛華音(あまと・かのん)から花束を受け取った。“タカラジェンヌの正装”緑のはかま姿で「東京公演の最後まで、かけがえのない皆さまとの時間を大切に、“記憶に残して”さらにさらに娘役として精進したいと思います」と芝居のタイトルに引っかけて笑わせ、本拠地との別れを惜しんだ。

 再びカーテンが開くと舞空は「朝から今この瞬間まで、愛を感じすぎて突き刺さっています。痛いぐらい愛がいっぱい」とスピーチ。礼には「いつもパレードでお迎えする時、琴さん(礼)の笑顔に幸せを感じるんですが、きょうはその百倍、千倍ぐらい。痛かったです」と感謝すると「痛かった? ごめんね」と礼が切り返し、ほのぼのムード。舞空は「こんなに満ち足りた気持ちでいられるのは琴さんのおかげです」と涙ぐむと、礼に頭をなでられた。

 男役・煌(こう)えりせ、娘役の紅咲梨乃(くれさき・りの)、水乃ゆりも退団あいさつを行った。

 なお、舞空の後任のトップ娘役は当面、置かないことが決まっている。

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