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【阪神】天王山先勝で1ゲーム差 才木浩人が菅野智之との投手戦で虎の子の1点守り抜く

スポーツ報知 2024年9月22日 20時35分

◆JERAセ・リーグ 阪神1―0巨人(22日・甲子園)

 阪神が天王山の初戦を制した。優勝へのマジックナンバー6が点灯している巨人と1ゲーム差。23日との2連戦に連勝しなければ、連覇が絶望的になる状況で望みをつないだ。

 先発の才木が文句なしのヒーロー。再三のピンチを切り抜け、7回7安打無失点で13勝目を挙げた。初回無死二塁から浅野のバントを自ら処理して三塁へ。二、三塁間の挟殺の間に二塁を狙った浅野もアウトになり、併殺で立ち上がった。2回無死一、二塁、4回1死一、三塁も切り抜けると、最大の山は6回。先頭の浅野の左中間二塁打と吉川、岡本和への連続四球で無死満塁を迎えた。ここから真っ向勝負。2打席連続安打を許していた長野を初球の149キロで投飛に仕留めると、坂本も2球目の148キロで二飛。最後は代打・大城卓を初球の150キロで中飛に打ち取った。

 打線は巨人・菅野に苦戦しながら、ワンチャンスを生かした。3回2死二塁から近本が左前打でつなぎ、一、三塁。中野がフルカウントから決め球のスライダーを右前に運び、これが唯一の得点となった。他のイニングは得点圏に走者が進むことすらなかったが、虎の子の1点を才木が守り抜くと、8回はゲラ、9回は岩崎が完封リレーのバトンをつないだ。

 23日は今季4戦4勝の高橋が先発し、グリフィンとの投げ合い。勝っても順位逆転はないが、残り試合を踏まえ、ほぼ肩を並べる状況になる。

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