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「53―55」の大谷翔平、直近4試合で5本塁打&6盗塁は史上初 「打球速度」「アベック弾」も歴史的数字に

スポーツ報知 2024年9月23日 9時36分

◆米大リーグ ドジャース6x―5ロッキーズ(22日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が22日(日本時間23日)、本拠地・ロッキーズ戦に「1番・DH」で先発出場し。1点を追う9回先頭で2試合ぶりの53号ソロを放ち、続くベッツのサヨナラ弾を呼び込んだ。2盗塁も決めて「53―55」となった。

 9回先頭の第5打席。右腕・ハルバーセンの88・7マイル(約142・7キロ)スプリットを打球速度114・7マイル(約184・6キロ)、打球角度20度、飛距離432フィート(約131・7メートル)でセンター右に運んだ。一塁を回るところで絶叫し、右手を天に突き上げた。直近4試合で5発と最終盤にきて再び量産モードに。残り6試合でシーズン55発ペースになった。

 この日は初回先頭の第1打席で左前打を放つと、3回1死一塁の第2打席でも右前打。日本人史上初の5試合連続盗塁となる二盗を決め、今季54個目の盗塁とすると、7回1死の第4打席目でも右前打を放ち、打率が3割に復帰。すかさず二盗を決め、32連続成功の55個目の盗塁となり、01年イチローの日本人最多56盗塁に王手をかけた。

 大谷は19日(同20日)からの4試合で18打数14安打の打率7割7分8厘で、5本塁打、6盗塁。MLB公式サイトのS・ラングス記者によると、4試合で「5本塁打&5盗塁」は1900年以降で史上初めて。また、スタットキャストが導入された15年以降で打球速度113マイル(約181・9キロ)以上の17年のG・スタントン(マーリンズ、現ヤンキース)の18度に次ぐ17度目。本塁打と盗塁を同時にマークしたのは15度目で自身のメジャー最多記録を更新。4回に31号を放ったT・ヘルナンデスとの「アベック弾」は球団4位の12度目となり、球団記録の14度にも迫ってきた。

 また、50本塁打以上の選手では大谷の55盗塁が断トツ。07年のA・ロドリゲスが54本塁打で24盗塁、1955年のW・メイズが51本塁打で24盗塁ということからも大谷が異質な存在であることは明らかだ。前人未到の「50―50」では飽き足らず、さらに記録をつくり続けている。

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