Infoseek 楽天

【高校野球】日本航空石川が北信越大会へ…145キロ右腕・蜂谷逞生が投打で大活躍

スポーツ報知 2024年9月23日 19時40分

◆秋季高校野球石川県大会 ▽準々決勝 日本航空石川4-3門前(23日・金沢市民)

 秋季石川県大会の準々決勝が行われ、シード校の日本航空石川が4-3で門前を破り、北信越大会(石川・10月12日開幕)出場を決めた。途中出場した本格派右腕・蜂谷逞生(たくま、2年)が投打で大活躍。5回2死三塁のピンチに登板すると、いきなり自己最速145キロをマークして見逃し三振。その後も144、143キロのストレートを連発し、4回1/3を1安打無失点と圧倒。打撃では3-3の8回2死三塁で、中越え適時三塁打を放ってチームを勝利に導いた。「(先発の)長井から渡されたバトンをつなぐことが出来て嬉しい。バッティングにも自信がありますが、センター前だと思ったら風が押してくれた。みんなの気持ちが乗せてくれました」と満面の笑顔を浮かべた。

 178センチ、70キロと、外見はやや細身にも見えるが、全身のバネの強さはチームトップだ。スクワットでは200キロのバーベルを持って負荷をかけ、背筋力は170キロをマーク。夏の大会後は下半身のウエイトトレーニングを多めにして出力を上げ、フォームを改善してきた。理想の投手は、今秋のドラフト候補に挙げられる法政大の右腕、篠木健太郎(4年)だ。「自分が初めて見た高校野球の試合で投げていた。ストレートの質も似ていると思う」とお手本にしてきた。

 北信越大会に向けて「先発でもリリーフでも大丈夫。148キロを出して抑えていきたい」と蜂谷。さらなる球速アップで、北信越の頂点を目指す。(中田 康博)

この記事の関連ニュース