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ド軍地区優勝へ王手なるか 「53発&55盗塁」の大谷翔平が「1番DH」スタメン…相手先発はお得意様

スポーツ報知 2024年9月25日 7時1分

◆米大リーグ ドジャース―パドレス(24日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が24日(日本時間25日午前11時10分開始予定)、本拠地・パドレス戦のスタメンに「1番・指名打者」で名を連ねた。ここまで「53本塁打&55盗塁」で打率3割1厘、123打点。残り6試合でどこまで成績を残せるかに注目だ。

 チームとしても負けられない戦いとなる。ナ・リーグ西地区首位を走っているが、2位のパドレスと3ゲーム差。本拠地での直接対決3連戦となり、2勝すれば3年連続の地区優勝が決まる。この日の試合で勝てばマジック「2」が再点灯。最短で25日(同26)に歓喜の瞬間を迎える。一方で3連敗すると、パドレスにマジック3が点灯。敵地・ロッキーズ3連戦を残して追い込まれることになる。

 パドレスの先発は、マイケル・キング投手(29)。今季はチーム2位の12勝(9敗)を挙げ、リーグ4位の防御率3・04、同5位の198奪三振という成績を残している。だが、大谷にとってはお得意様。これまで12打数5安打の打率4割1分7厘で3本塁打。今季も4月12日(同13日)に日本人歴代最多の松井秀喜に並ぶ米通算175号という節目の一発を放った。同日に日米通算1000安打もマークした。同じ投手からの本塁打は、モンタス(現レッズ)から5本を打っているが、3本は菊池(現アストロズ)らと並んで2番目に多い。

 6打数6安打、3本塁打、10打点、2盗塁と伝説的な活躍を見せた19日(同20日)の敵地・マーリンズ戦からの4試合は18打数14安打の打率7割7分8厘で、5本塁打、13打点、6盗塁と圧巻の数字を残している。16~22日の週間MVPも受賞。ロバーツ監督も「今の彼は人間に見えない。これだけ長い間絶好調を維持している選手を見たことがない」と驚くほど、無双状態に入っている。

 盗塁を決めれば56盗塁となり、01年イチロー(マリナーズ)の日本人歴代最多記録に並び、2本塁打を放てば前人未到「55―55」に到達する。さらにここまで打率は3割1厘。3割をキープしてシーズンを終えれば、トリプルスリー(3割、30本塁打、30盗塁)も手にすることになる。

 ここまで大谷は156試合中、チーム最多の153試合に出場。611打数184安打(リーグ2位)で打率3割1厘(同3位)、53本塁打(同1位)、123打点(同1位)、55盗塁(同2位)、OPS1・023(同1位)、128得点(同1位)をマークして、DH専任では初となるMVP候補筆頭に名前が挙がっている。

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