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日本球界最多3085安打、首位打者7回はイチローと並ぶ最多記録 王貞治の世界一弾を驚がくジャンプで祝福する写真も有名

スポーツ報知 2024年9月26日 6時5分

 創立90周年を迎えた巨人。巨人での出場試合が多い野手、投手を中心に記録にも記憶にも残る歴代の「偉人」を紹介します。第100回は張本勲。

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 日本球界最多、3085安打は張本勲だ。

 1940年6月19日、広島県出身。浪華商から59年、東映に入団。13本塁打を放ち新人王。3年目に首位打者となり、67年からは4年連続。72、74年も含め首位打者7回はイチローと並ぶ最多記録。

 長嶋茂雄監督が就任し、巨人が球団史上初の最下位に沈んだ75年オフ、高橋一三、富田勝とのトレードで巨人入りした。

 開幕7戦目の76年4月11日の広島戦(後楽園)で移籍初アーチを放つと、そこから3試合連続本塁打。

 この年の7月23日に王貞治が通算700号。10月11日にはベーブ・ルースを抜く715号と、次々に記録を更新していくが、そのたびに王以上にうれしそうな表情や態度を見せるのが「OH砲」と称された張本だった。極めつきは翌77年9月3日のヤクルト戦(後楽園)。ハンク・アーロンを抜く756号が出た時、一塁へ向かう王の後ろで大きく斜めに跳びはねている張本の写真は有名なものとなった。

 78年には史上最多16度の3割をマークして、80年にロッテ移籍。史上初の3000安打に加え、3人目の500本塁打を達成し81年に引退。90年、野球殿堂入り。

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