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石川祐希「ペルージャで自分を磨けるか」五輪メダルに向けても常勝軍団でバレー“極める”…29日セリエA10季目開幕

スポーツ報知 2024年9月25日 23時22分

 バレーボール男子日本代表の石川祐希(ペルージャ)が25日、拠点のイタリア・ペルージャからオンライン会見した。29日(日本時間未明)開幕のイタリア1部リーグ(セリエA)に向けて「このチームは優勝することしか見ていない。そこで自分も活躍してタイトルを取れるように戦っていきたい」と決意。中大時代にモデナに挑戦してから節目の10季目となる24―25年シーズンの初戦はホームでベローナ戦。昨季4冠のペルージャ移籍1季目で自身初の頂点制覇を掲げた。

 今夏のパリ五輪では52年ぶりのメダルに届かぬ2大会連続の8強。イタリアとの準々決勝ではセットカウント2―0の第3セットで24―21と先にマッチポイントを握りながら、逆転された。「あと1点」が遠かった敗戦を振り返り「いつもの自分のプレーを発揮することが大事だった。(重圧の状況を)楽しめていたり、そういったところも必要だった」と話した。

 28年ロサンゼルス五輪を見据え、今後の国際大会では「(ネーションズリーグで)メダルを取っているので、間違いなくメダルが目標。常にトップにいられるようになることが(日本は)必要になってくると僕自身は思います」と更なる高みを見据えた。

 パリから日本に帰国後は3日ほど休んだが、すぐにペルージャでの新シーズンへ準備を始めた。勝つためにやることは尽きず、気持ちは自然と切り替えられた。22日の移籍後初戦のスーパー杯で3連覇を果たし、自身はMVPを獲得。コンディションはまだ上げていく段階だが、イタリア代表セッターのシモーネ・ジャネッリを筆頭にトップ選手の中で過ごすことは、刺激的だ。「普段の練習から非常にレベルの高い練習が行われている。練習しているだけでもレベルアップしていくという感覚」とうなずいた。

 周りの期待が大きい4年後のロス五輪でのメダルに向けても、石川のバレー人生においても、ペルージャでの2シーズンは大切な時間になる。「ペルージャでどれだけ自分を磨けるか。タイトル(争い)だったり、そういう試合をすることが間違いなく多くなる。勝ち方だったり、プレッシャーの中で戦うことで、プレーやメンタルでも成長したい。今持っている自分のベストを毎試合ぶつけていく」と常勝軍団にもまれながら、バレーを極める覚悟だ。

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