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【阪神】岡田彰布監督が25分間の熱弁 「まだチャンスがあるわけやから」 主軸に早々のバント代打も断言

スポーツ報知 2024年9月26日 5時0分

 阪神・岡田彰布監督(66)が25日、約25分間にも及ぶ“独演会”で不屈の精神を示した。首位・巨人に痛恨の0―1敗戦を喫した23日は試合後の会見を行わなかったが、この日は一転。甲子園で行われた全体練習の最中に「そんなん分からへんやん。勝負やねんから。まだチャンスがあるわけやから」と熱弁が始まった。

 勝ち続けるしかない残り5戦。指揮官が求めるのは「状況に応じたバッティング」だ。23日の巨人戦。佐藤輝が0―0の6回無死二塁で1ボールからの2球目を簡単に打ち上げ、中飛に倒れて流れを止めた。「完璧に失敗したよ。進塁打のサイン出したら良かった。あれで終わりよ。フライアウトとセカンドゴロの違いいうのは、小学生でも分かるやんか」と2日たっても怒りが収まらない。次戦以降、同じ場面では「バント要員を行かす。熊谷か誰か行かして、ワンアウトサードをつくる」と断言した。

 一方、敵ながら7回に決勝の右前適時打を放った巨人・坂本は「あんな打ち方をしてもヒットはヒット。バットに当てたら何とかなるとかな」と、軽打で1点を取りにいった執念の打撃を絶賛。さらに「DeNAの牧なんか、ノーアウト二塁なったら自分でセカンドゴロを打ちにいっとるよ」とお手本の打者を紹介した。

 去り際に「2日間、野球(DeNA―巨人戦を)見よ。だってそれしかあらへんもん。(DeNAを)応援せなあかんな」と頬を緩めた岡田監督。巨人がナイターでDeNAに0―1敗戦を喫し、ゲーム差は1・5に縮まった。まだ、ペナントの火は消えていない。(中野 雄太)

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