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金沢聡アナ マイナビ仙台開幕連敗も若手が希望の光…仙台放送アナウンサーコラム「書ける」

スポーツ報知 2024年9月26日 7時30分

 日本女子プロサッカーリーグ・WEリーグの2024―25シーズン開幕戦前日、仙台放送スポーツ番組「スポルたん! NEO」(毎週土曜午後6時30分から生放送)に、マイナビ仙台のキャプテンDF国武愛美選手とMF佐々木美和選手が生出演。「多くの人に応援してもらえるような戦いを見せます」と今季にかける決意を口にしました。

 昨季は、失点数がリーグワースト2位タイと守備に苦しみ、12チーム中10位に終わったマイナビ仙台。立て直しを図る今季は、経験豊富な元日本代表のCB長船加奈選手含め3選手を獲得しました。しかし、昨季チーム得点王のFW広沢真穂選手、中盤の軸であるMF太田萌咲選手がケガで戦線離脱。苦境打開へ、チームは10代のユース所属の6選手をトップチーム出場可能選手として登録しました。

 盤石ではない状況で迎えたホームでの開幕戦。試合開始から機先を制して攻勢に出るマイナビ仙台は前半9分、ユース所属の17歳・MF菊地花奈選手の正確なクロスに、試合前日に番組で決意を語った佐々木美和選手が頭で合わせて先制。その後も、前線から出足の速い守備で仕掛け、攻撃に効果的につないで主導権を握っていました。前半までは…。

 後半は相手にリズムをまれて3失点。しかし、いずれも守備を完全に崩されたわけではない不運な失点で黒星スタートとなりました。第2節は、守備が安定せず4失点で開幕連敗。じくじたる敗戦の中で輝きを放ったのが、WEリーグ初ゴールを決めた16歳・U―17日本代表のFW津田愛乃音選手です。さらに、菊地選手が2戦連続アシストの活躍を見せました。将来目する若い選手との融合が、今後「多くの人に応援したくなるような」志のあるサッカーにつながるはずです。2つの黒星は、一条の光差す希望の糧となり、今シーズンの終わりの始まりではなく、新たな躍進の歴史の始まりであることを切に願っています。

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