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ルーキー史上初の開幕2戦連続セーブから衝撃の37S新人王に WBC世界一にも貢献

スポーツ報知 2024年9月27日 6時5分

 創立90周年を迎えた巨人。巨人での出場試合が多い野手、投手を中心に記録にも記憶にも残る歴代の「偉人」を紹介します。第101回は大勢。

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 現在チームの守護神を務める大勢(翁田大勢)の登場だ。

 1999年6月29日、兵庫県出身。西脇工から関西国際大を経て21年ドラフト1位で入団。太田龍という投手が在籍(20~23年)していたため、原辰徳監督の提案で登録名を「大勢」にした。

 22年3月25日の開幕、中日戦(東京D)でセーブ(S)を記録すると翌26日もマークし、史上初の新人の開幕2試合連続S。4月6日の広島戦(マツダ)では初登板から7試合連続S。7Sは78年の角三男の球団新人最多Sに並ぶ数字で、開幕からチームの11試合で達成した。

 この年、1勝3敗37S8ホールドの素晴らしい成績を残し新人王に選ばれた。

 23年はWBCにも出場、準決勝のメキシコ戦で勝ち投手になり、決勝の米国戦でも1回無失点と世界一に貢献した。

 同年6月に故障で抹消され、24年も右ふくらはぎ痛や、右肩違和感で調整期間があったが、7月9日には球団初となる新人から3年連続の2ケタSをマーク。

 9月25日現在でセーブ数は78。マーク・クルーン、角三男が並ぶチーム最多の93に迫っている。

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