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「巨人が自分を調査していたのは知らずビックリ」WBCで佐々木朗希を打ったチェコ出身25歳が入団会見

スポーツ報知 2024年9月27日 5時30分

 巨人と育成選手契約を結んだチェコ代表のマレク・フルプ外野手(25)が26日、ジャイアンツ球場で入団会見を行った。背番号037のユニホームに袖を通し、「とても光栄に思います。ジャイアンツが自分のことを調査していたのは全く知らなかったですし、非常にビックリしました。ジャイアンツが有名なのは知っていましたし、声を掛けてもらってうれしい」と興奮気味に話した。

 フルプは昨年3月に行われたWBCにチェコ代表として出場。日本戦(東京D)では、佐々木朗希の163キロ直球を、左翼線二塁打として話題になった。会見に同席した吉村禎章・執行役員編成本部長国際担当兼国際部長は「阿部監督から、気になる選手がいた。現状どうなっているか調査してほしいと要望を受けました。それで私もアメリカに行って視察し、監督同様、伸びしろを感じた」と獲得の経緯を明かした。

 今季は米独立リーグのレイク・カントリー・ドックハウンズでプレー。80試合で打率2割5分2厘、7本塁打、43打点、23盗塁を記録。「自分はオールラウンド、5ツールプレーヤーだと考えている。その中でもスピードとパワーを見てほしい」とアピールした。

 今後は宮崎で行われるフェニックス・リーグに参加予定。NPB初のチェコ出身選手は「WBC以降、チェコでの野球人気度がかなり上がってきているので、盛り上げていきたい。野球選手としてレベルアップして、1軍のメンバーとして球団に貢献できる存在になりたい」と成長を誓った。

(井上 信太郎)

 ◆マレク・フルプ(Marek Chlup)1999年1月9日、チェコ生まれ。25歳。米ノース・グリンヒル大を経て、23年から米独立リーグのレイク・カントリー・ドックハウンズでプレー。23年のWBCにはチェコ代表として出場。ポジションは外野手。右投右打。193センチ、99キロ。

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