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小田凱人、今後は「時速200キロのサーブが目標」 体と年齢と頭が元気なうちに …木下グループ・ジャパンOP

スポーツ報知 2024年9月27日 15時10分

◆男子テニス ▽木下グループ・ジャパン・オープン 第3日(27日、東京・有明コロシアム)

 パリ・パラリンピック車いす男子金メダルで、世界ランキング1位の小田凱人(東海理化)が、1ゲームも落とさない完封で、凱旋(がいせん)試合を飾った。中国選手に6-0、6-0で勝ち、金メダリストの底力を見せた。

 パラリンピック金メダルで世界の頂点に立ち、次の目標を聞かれた小田は「ひとつはサーブ時速200キロ。体と年齢と頭が元気なうちに」と、サーブの強化を挙げた。小田自身によると、これまでの最速は「174キロ」だという。これは、今年の全豪決勝でマークしたものだ。

 一般でも、時速200キロを超えるサーブは、速いほうに分類される。今大会の1回戦、錦織圭対チリッチでは、錦織の最速が時速192キロ、チリッチが同213キロ。1回戦全試合の最速は、オペルカ(米国)が記録した時速238キロだ。

 車いすテニスは、背の高さを利用できず、サーブは打ち上げになってしまう。また足のバネも使えないため、なかなかスピードを上げられない。時速200キロのサーブは、至難の業だが、「最初は110キロとかだった。それを考えたら可能」と、挑戦の気持ちを明かした。

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