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J1川崎元フランス代表FWゴミスが退団会見「現時点で他のチームを探していない」現役引退の可能性を示唆

スポーツ報知 2024年9月27日 19時0分

 J1川崎を退団した元フランス代表FWバフェティンビ・ゴミス(39)が27日、「Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu」内で会見を行った。

 24日に双方合意の上での退団が発表されていたが、この日、改めて「非常に私にとって川崎を離れる決断は難しいものでした。川崎ファミリーの一員として責任を感じていましたので、そこを離れるのは難しい決断でした。しかし、サッカーは始まりがあれば終わりがくるもの。自分の思う形で貢献出来ない歯がゆい思いもありましたし、同時に若い選手もたくさん育って、ソウマ(神田)やシン(山田)のような素晴らしい選手も多くいます。自分は川崎を離れますが、そういう選手に期待しています」などと思いを口にした。

 身長186センチ、体重90キロの大型FWは、フランスの名門リヨン、マルセイユなどで点取り屋として活躍し、同代表では12試合3得点。W杯出場はないが、08年の欧州選手権では2試合に出場した。近年は18~22年に在籍したサウジアラビアのアルヒラルで2度のアジア・チャンピオンズリーグ制覇に貢献。その後、プレーしたトルコの名門ガラタサライでも23試合8得点をマークするなど結果を残してきた。 しかし、昨年8月に川崎に加入してからは、昨シーズンはリーグ8試合で無得点、今季は9試合で5月11日の札幌戦での3得点にとどまり、6月16日の神戸戦を最後に出場しておらず、9月20日を最後にチームから離れていた。

 今後については「現時点で他のチームを探して、ということは考えていません。自分の将来について話を始めるべき時かなと、現時点で考えています。家族と過ごしながら、次のステップに進めたらと思っています」と現役引退の可能性も示唆した。

 そして「この素晴らしい川崎サポーターの方々とふれあい、日本の生活においても、素晴らしい文化に触れ、人としてプラスの経験が出来た。今後、欧州に帰ってからも川崎フロンターレという場所があることをポジティブに伝えていき、自分が欧州に帰ったあとも日本、そして、川崎と接点を持っていけたら」と話した。

 この日の新潟戦の試合後には、ファン、サポーターへの挨拶をスタジアム内フィールド上にて実施する予定となっている。

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