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「絶対に勝ってやるんだという気持ちでマウンドに上がりました」巨人の若き左腕が気迫の5回無失点

スポーツ報知 2024年9月28日 5時10分

◆JERA セ・リーグ 巨人3―1中日(27日・東京ドーム)

 今季大きな成長を示した井上らしく、ピンチを招こうがスコアボードに「0」を並べた。9勝目はならずも、5回3安打無失点、9奪三振でチームの勝利に貢献。「絶対に勝ってやるんだという気持ちでマウンドに上がりました。大城(卓)さんのおかげだと思うので、感謝したい」と声を弾ませた。

 初回は味方の失策と2四球でいきなり2死満塁。それでも宇佐見をスライダーで空振り三振に斬った。登板前に相手の特徴などをきっちり分析しているからこそ「ピンチになっても慌てず、意図を持ってボールを投げることができた」と振り返る。2、5回は3者三振。日に日に頼もしさは増している。

 レギュラーシーズンの先発は最後で、救援含め25登板101イニングで8勝5敗、防御率2・76。昨季まで1勝だった男が6月からローテの椅子を守った。「最初は(防御率)3点台でOKと思っていたんですけど、登板を重ねるに連れてゼロで積み重ねることが多くできたので、成長できたなと思います」。ポストシーズンでも、その左腕に期待だ。

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