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【広島】野村祐輔 今季限り引退「3度のリーグ優勝を経験させていただいたことは、とても大きな宝物です」

スポーツ報知 2024年9月28日 5時0分

 広島は27日、野村祐輔投手(35)が今季限りで現役引退すると発表した。13年目の今季は先発2試合で未勝利(1敗)、防御率2・70。21年以降は4年間で3勝にとどまっていた。

 広陵(広島)では巨人・小林とバッテリーを組んで活躍。ドラフト1位で入団した1年目の12年に平成生まれ初の新人王を受賞し、16年に16勝で最多勝。同年の25年ぶりのリーグ優勝から18年までのリーグ3連覇に貢献した。球団を通じて「カープで13年間プレー出来たことは誇り。3度のリーグ優勝を経験させていただいたことは、とても大きな宝物です」とコメントした。

 10月5日のシーズン最終戦・ヤクルト戦(マツダ)で引退セレモニーが行われる。チームは今月5日の首位陥落から4位にまで転落した。最終戦までCS争いがもつれる可能性もあるが、新井監督は「それだけ貢献してくれた投手。舞台を整えてあげたい」と最終戦の先発を明言。自身が持つデビュー登板からの連続先発の日本記録を211試合に伸ばし、最後の花道を飾る。(畑中 祐司)

 ◆野村 祐輔(のむら・ゆうすけ)1989年6月24日、岡山・倉敷市生まれ。35歳。広陵3年時に甲子園で春8強、夏は準優勝。明大1年秋に防御率0・00を記録。リーグ史上7人目の30勝&300奪三振を達成し、4年秋の明治神宮野球大会優勝。11年ドラフト1位で広島入団。1年目に新人王を獲得し、13年に初の2ケタ12勝、16年に最多勝、最高勝率を獲得。177センチ、85キロ。右投右打。

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