Infoseek 楽天

歓喜から一夜、大谷翔平が「1番DH」スタメン 残り3戦、打者天国で特大弾の期待大…三冠王も視野に

スポーツ報知 2024年9月28日 6時30分

◆米大リーグ ロッキーズ―ドジャース(27日、米コロラド州デンバー=クアーズフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が27日(日本時間28日午前9時10分開始予定)、敵地・ロッキーズ戦のスタメンに「1番・指名打者」で名を連ねた。前日26日(同27日)の本拠地・パドレス戦では決勝打を放って、地区優勝が決定。試合後にはシャンパンファイトで美酒に酔いしれた。一夜明けてレギュラーシーズン最終カードとなる敵地・ロッキーズ3連戦初戦を迎える。

 首位攻防だった24~26日(同25~27日)の本拠地・パドレス3連戦。初戦を落としたドジャースだったが、2、3戦目はともに大谷が決勝打を放って試合を決める2連勝で、一気に地区優勝をつかみ取った。メジャー7年目、ドジャース加入1年目で自身初の地区優勝をつかんだ大谷は「ホームで決められて最高です」と、喜びを口にしていた。

 ここまで156試合に出場して、622打数190安打の打率3割5厘、53本塁打、126打点、56盗塁。本塁打と打点の2冠王は確定的で、打率3割5厘も26日(同27日)終了時ではリーグトップのアラエス(パドレス)の7厘差に迫っている。3割、30本、30盗塁の「トリプルスリー」、本塁打王、打点王、首位打者の「三冠王」も手の届くところまで来ている。

 ロッキーズの先発はクワントリル。22年には15勝を挙げたこともある29歳右腕は今季、28試合に登板して8勝10敗、防御率4・72の成績を残している。大谷はこれまで本塁打はなく、14打数4安打の打率2割8分6厘。21日(同22日)に対戦した際には、三ゴロ、四球、見逃し三振と快音は響かなかった。

 試合が行われるロッキーズの本拠地でコロラド州デンバーのクアーズフィールドは、標高約1600メートルの高地で、気圧が低いため空気抵抗が少なく、他球場に比べて約10%打球の飛距離が伸びるといわれて「飛ぶ球場」、「打者天国」とされている。今年6月には飛距離476フィート(約145・1メートル)の特大弾など3戦で2発を放っており、さらなる特大弾にも期待がかかる。

 すでにプレーオフ進出、地区優勝を決め、10月5日(同6日)の地区シリーズからプレーオフをスタートさせる。レギュラーシーズンは残り3試合。プレーオフを見据えながらも、ラストスパートをかける。

この記事の関連ニュース