Ｊ１で１８位のジュビロ磐田は２８日、敵地で名古屋と対戦（午後４時、豊田ス）する。２００４～０６年に在籍した古巣とマッチアップを迎えるＧＫ川島永嗣（４１）が今季初となる３試合連続無失点に挑む。
リーグ戦で豊田スタジアムのピッチに立つのは川崎に所属した１０年３月以来。「いい雰囲気のスタジアム。楽しみです」。名古屋には３年間在籍し、１７試合に出場。元日本代表ＧＫ楢崎正剛（現名古屋アシスタントＧＫコーチ）らから多くを学んだ。「選手として基礎を積み上げた期間。日本を代表する選手と過ごし、自分の基準を持つ上で大事な時間だった」と振り返る。
チームは現在、２試合連続無失点。２１日の福岡戦ではＦＷウェリントンの強烈なヘディングを左手一本でセーブするなど、自身もきっちり仕事を果たしている。「チームとして意思統一ができている。協力して続けていかないと」。勝てばＪ１通算４００勝を達成。勝ち点３２で並ぶ１７位・湘南の結果次第で、降格圏脱出の可能性もある。
「名古屋は相手の嫌なところを突いてくるし、我慢強さがある。勇気を持ってやらないといけないし、相手の良さを摘んでいきたい」と守護神。古巣の前に立ちはだかり、Ｊ１残留へチームを前進させる。（武藤 瑞基）