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大谷翔平、トリプルスリー&2度目打率3割以上が事実上確定 残り2戦で19打数無安打でもOK

スポーツ報知 2024年9月28日 12時53分

◆米大リーグ ロッキーズ4―11ドジャース(27日、米コロラド州デンバー=クアーズフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が27日(日本時間28日)、敵地・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」でフル出場し、4試合ぶりの本塁打となる54号3ランを含む5打数4安打4打点と大暴れでチームの大勝に貢献した。盗塁も1つ成功させ、「54本塁打&57盗塁」とした。打率は3割9厘に上昇。残り2試合で初の首位打者、夢の三冠王の可能性も残した。

 初回先頭の1打席目は、初球の高めシンカーに反応するも遊ゴロ。前夜から4打席連続安打とはならなかった。2点をリードした2回1死一、二塁の2打席目は、右前適時打を放って10試合連続安打。1死一、三塁で二盗を成功させ、34連続成功となる57個目の盗塁で01年イチロー(マリナーズ)を超える日本人新記録を樹立した。

 5点をリードした4回1死一塁の3打席目は、2番手右腕・モリーナと対戦。カウント2ボール、1ストライクから内角低めのカーブをはじき返して、打球速度111・8マイル(約179・9キロ)の強烈な打球で2打席連続安打の右前安打とした。

 4点をリードした6回無死二、三塁では、フルカウントからモリーナのチェンジアップを捉えて右翼席に運ぶ54号3ラン。飛距離は436フィート(約133メートル)という特大弾だった。4試合ぶりの本塁打で、「54発&57盗塁」となった。

 7点をリードした8回先頭の5打席目は、4番手左腕・ペラルタと対戦し、左中間を破る二塁打。19年6月以来2度目のサイクル安打へは三塁打を残すのみとしたが、9回に第6打席は回ってこなかった。

 4安打の固め打ちで試合前に3割5厘だった打率は、627打数194安打で3割9厘に上昇。残り2試合で19打数無安打でも打率は3割を超え、自身最高だった3割4厘をマークした昨季以来2度目の3割超えは確実になり、日本人史上初となる「トリプルスリー」(3割、30本、30盗塁)も確定的になった。

 54本塁打、130打点は2位に15本、19打点の差をつけて、2冠王は間違いなし。首位打者もパドレスのアラエスと僅差の争いになっており、三冠王も射程圏内になっている。

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