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錦織圭「僕が強すぎたんでしょう」と絶好調宣言 「潜在能力があるので」 復帰後初の世界100位台確実…木下グループ・ジャパンOP

スポーツ報知 2024年9月28日 19時0分

◆男子テニス ▽木下グループ・ジャパン・オープン 第4日(28日、東京・有明コロシアム)

 男子シングルス2回戦で、元世界ランキング4位の錦織圭(ユニクロ)が、18年大会準優勝以来、6年ぶりの大会ベスト8入りを果たした。同29位のジョーダン・トンプソン(オーストラリア)に6-2、6-3のストレート勝ち。この勝利で、10月3日に発表される最新世界ランキングで150位前後に上昇する。昨年6月に復帰後、錦織が世界100位台に戻るのは初めて。

 再び、突然、復活する好調の日がやってきた。いつも、けがから復活する試合が必ずある。この日は、その日だったようだ。「(僕が)強すぎたんでしょう。これが入るんだみたいな。自分がびっくりしている」。絶好調宣言で、1時間23分の快勝だ。

 23年7月のアトランタオープンで対戦したときは、勝ったが両セットともにタイブレイクと競った。しかし、この日は、課題の第2サーブも、7割以上、得点につなげて、最後まで主導権を渡さなかった。

 錦織の場合、必ず復活のきっかけとなる試合が存在する。2017年右手首の腱の断裂の時は、2018年4月のモンテカルロの大会準決勝が、復活の舞台だった。2019年右ひじ手術、2020年肩の故障からは、2021年東京五輪1回戦でトップ10を破った試合だった。

 しかし、それは「自分も構えていない、予想もしていない時に出てくる」という。この日も、「練習からめちゃくちゃいいわけではなかった。でも、試合に入ると、めちゃくちゃ体も動いた」。突然、何かが舞い降りる。その日が今日だったのだ。しかし、「これが続けばいいけど、まだ1試合。油断はできない」と気を引き締めた。

 準々決勝では同59位の西岡良仁(ミキハウス)-同14位のルネ(デンマーク)の勝者と対戦する。

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