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レスリング・須崎優衣、五輪連覇再挑戦へ揺るがぬ決意 パリは頂点逃すも「最高の景色とどん底を見た経験は大きな糧」

スポーツ報知 2024年9月28日 19時2分

 レスリング女子50キロ級でパリ五輪銅メダルの須崎優衣(キッツ)が28日、千葉・松戸市内の商業施設で「松戸ファンフェスタ」に出席し、館内をパレードするなど約800人と交流した。五輪後、地元でのイベントは初めて。「やはり地元は温かい。皆さんの熱量や応援のパワーを感じて、4年後、金メダルを持ってここに帰ってきたいと強く思った」と力を込めた。

 21年東京五輪金メダルの須崎は大本命として臨んだパリ五輪の初戦で敗れ、連覇を逃した。3位決定戦を制して銅メダルを獲得したが、以前から4連覇の夢を公言してきただけに悔しい結果となった。だが、帰国後は「パリ五輪に行く前よりも街で気付いていただけることがすごく多くなって、『頑張ってくれてありがとうございます』とか『感動をありがとうございました』と言葉をかけてもらえた」と明かした。温かい声に実際に触れたことで「銅メダルだったけど、獲得できて良かったなと思った。少し自分を認めてあげられるような気持ちになることができた」と感謝した。

 帰国後は約2週間のオフを取り、練習を再開した。復帰戦や今後の階級などは未定だが、28年ロサンゼルス五輪と32年ブリスベン五輪で連覇を目指す気持ちは揺るぎない。「東京五輪で最高の景色を見て、パリ五輪でどん底を見た。五輪という最高の舞台で両方を見た経験はこれからの人生において本当に大きな糧となる。さらに強くなって、この経験があって良かったと思える人生にしたい」と力を込めた。

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