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武居由樹が10月14日那須川天心の初タイトル戦に注目「たぶん勝つだろうな」 12月には井上尚弥と同興行で防衛戦

スポーツ報知 2024年9月28日 19時19分

 プロボクシングのWBO世界バンタム級(53・5キロ以下)王者の武居由樹(大橋)が28日、横浜市内の大橋ジムで「ドコモ未来フィールド 井上尚弥選手&大橋ボクシングジム 特別体験イベント」に参加した。

 イベント後に取材に応じ、対戦を望んでいる同じキックボクシング出身の那須川天心(帝拳)について言及。10月14日にジェルウィン・アシロ(フィリピン)とのWBOアジアパシフィック・バンタム級王座決定戦を控えており、「気になりますかって、気にはしています。現地で見るかは分からないですけれど、リアルタイムでは見ようかなと思っています」と観戦することを明言した。そして、「たぶん勝つだろうなという感じで思っています。あと勝ち方とかは気にしていますね」と勝利を予想した。

 この日は抽選で当選した小学生と保護者17組34人が参加したイベントに世界4団体スーパーバンタム級(55・3キロ以下)統一王者・井上尚弥らとともにボクシング指導などを行った。子どもたちとボクサーが食べる勝負メシをともに食べている時に、ある女の子に「武居のTシャツ2枚持っている」「武居の扇子を持っている」と言われた。「なんか、すごくうれしかったので、楽しかったです」と笑顔を見せた。

 この日、大橋ジムの大橋秀行会長が、尚弥の防衛戦開催と言われている12月24日の興行に、武居も2度目の防衛戦を行う予定であると発言した。まだ、本人にも正式には伝えられていなかったが「あるかもなあとは頭にあった」という。「本当に尚弥さんと同じ興行に出させてもらえるならありがたいことです。注目度が全然変わるので。でも、尚弥さんの試合に埋もれないように」とレベルアップを誓った。

 タイトル奪取した5月のジェーソン・モロニー(オーストラリア)戦、今月3日の比嘉大吾(志成)との初防衛戦はともに激しい打ち合いの末、判定勝ち。「ここ2戦は激闘をしてしまったので、僕は激闘王は目指していないので(笑い)。ちゃんと倒し切る試合をしないといけないし、倒すことに今飢えているので、もし試合が決まったのならば、倒すような試合を見せられたなと思っています」。元3階級制覇王者で現在、武居を指導する八重樫東トレーナーの現役時代の異名である「激闘王」を持ち出しながら、2度目の防衛戦では打ち合わず、圧倒してのKO勝ちを宣言した。

 近い将来の天心との一戦も見据え、元K―1王者がさらなるレベルアップを目指す。

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