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阿部監督に「おめでとう!」堀内恒夫さん祝福 早め早めの投手交代でよく持ったな でもブレずに続けたことが勝因

スポーツ報知 2024年9月29日 6時0分

◆JERA セ・リーグ 広島1―8巨人(28日・マツダスタジアム)

 就任1年目の優勝。阿部監督に「おめでとう!」の言葉を贈りたい。

 3月にスポーツ報知の「G九十年かく語りき」というインタビューを受けた時、今年の巨人について、こう言ったんだ。

 「2年連続で4位というチームが優勝するためには、2倍の力じゃ無理。3、4倍の力を出さなきゃ難しいよ。ただ、阿部監督が自分の色を出して、阿部の野球を貫けば道は見えてくる」

 守り勝つ、という野球を見事に押し通した。戸郷、菅野、グリフィン、山崎伊らの先発が安定していたうえ、補強ポイントだった中継ぎの強化が実った。西舘の加入やケラー、泉の移籍で補充ができ、中盤以降の勝ちパターンが確立したことが大きかった。

 そして、しっかり自分を貫いた。打線が全般的に低調だったこともあるが、毎日のようにオーダーを替えた。ヘルナンデスやモンテスの活躍もラッキーと言える。

 この日の菅野こそ展開にも恵まれて8回まで続投させたが、基本的に投手交代は早め早め。オーソドックスとは言えず、異質にも思える采配で、よく最後まで持ったな、というのが正直な感想だが、それをブレずに続けたことが勝因だった。(スポーツ報知評論家・堀内恒夫)

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