◆秋季宮城県大会▽３位決定戦 東北学院榴ケ岡４―１石巻工（２９日・仙台市民）
東北学院榴ケ岡が石巻工を４―１で下して秋は初となる東北切符をつかんだ。
先発したエース・佐々木健斗（２年）が初回を３者連続三振で切る見事な立ち上がりを見せると、３回には１死満塁で４番・佐藤浩佑左翼手（２年）が２点適時打を放って先制。５回にも長打などで２点を追加し４―０と引き離した。
７回には１死から内野安打と２連続失策で１死満塁とされ、二ゴロの併殺崩れの間に１点を返されたが、エース佐々木が一塁走者をけん制で刺して流れを断ち切った。
石巻工は試合前のシートノックで先発予定だった正捕手がフェンスに直撃して離脱するアクシデントが発生。苦しい中でも東日本大震災が起こった２０１１年以来、１３年ぶりの東北大会出場を狙ったが、散発３安打と最後まで相手投手を捉えきれなかった。