ソフトバンクの小久保裕紀監督が２９日、前日に４年ぶりのリーグ優勝を決めた古巣・巨人と阿部慎之助監督を祝福した。
鷹の指揮官は２００４～０６年に巨人に在籍。巨人の第６９代４番打者も務め、のちに第７２代４番となる阿部監督とチームメートだった。「お互いルーキー監督としてリーグ制覇できたことは、とてもうれしいです。我々は比較的ゲーム差があった中での優勝でしたけど、ジャイアンツに関してはもうホント、ものすごい戦いやったと思います」。激戦を制して涙の胴上げを果たした元同僚をねぎらった。
自身は古巣・ホークスを率いて１年目のＶ。現役時代に所属した２球団ともペナントレースを制した。感激もひとしおか、との問いに「もちろん！」と笑顔。「ジャイアンツＯＢでもありますし。目標はジャイアンツを日本シリーズで破ることです」。まずはお互いＣＳ突破。そして師の王貞治監督（当時）が２０００年、長嶋茂雄監督（同）率いる古巣・巨人との日本シリーズで果たせなかった“ジャイアンツ・キリング”で、就任１年目の日本一を勝ち取ると宣言した。