Infoseek 楽天

【高校野球】今夏決勝の再戦はまたも智弁学園に軍配 甲子園ベンチ外の右腕・伊藤怜矢が3失点完投

スポーツ報知 2024年9月29日 15時18分

◆秋季奈良県高校野球大会 ▽準々決勝 智弁学園4―3奈良大付=延長10回タイブレーク=(29日・さとやくスタジアム)

 智弁学園が今夏決勝と同カードを制して4強進出を決めた。先発した伊藤怜矢(2年)が10回118球3失点で勝利へ導いた。

 背番号11の右腕はテンポ良く低めに投球を集め、凡打の山を築いた。9回を1―1で終え、無死一、二塁から始まる特別延長に突入。表の攻撃で3点をリードした延長10回だったが、1点差に迫られてなお無死一、三塁のピンチを背負った。それでも「動揺してしまうと引いてしまう。攻めた投球をしようと思っていました。自分で負けたくなかった」と強気に腕を振り、1点差を守り切った。

 今夏は奈良大会、甲子園大会ともにベンチ外。スタンドから試合を見つめた。「同級生たちが主力で出ていて、悔しい思いだった」。新チームからは自信を持つ制球力を武器に、結果を残してきた。小坂将商監督も「この試合は伊藤様々。コントロールが乱れることがまずない。今の投手陣の中では一番」と信頼を寄せる。10月5日(さとやくスタジアム)に行われる準決勝の相手は天理に決定。伊藤は「智弁に入ってからずっと楽しみにしていた相手。気持ちを全面に出して、自分の投球をしたい」と次戦も強気に腕を振る覚悟だ。

この記事の関連ニュース