◆ＪＥＲＡセ・リーグ 広島３―４中日（２９日・マツダスタジアム）
広島は逆転負けで、球団ワースト更新かつセ・リーグ記録に並ぶ月間２０敗目（５勝）を喫した。月間借金１５も、９３年９月の１４を更新する球団ワースト。５月６日以来の借金２で残り４試合。試合前時点で１・５ゲーム差だった３位・ＤｅＮＡに詰め寄れず、２年連続のＣＳ進出は厳しい状況となった。
２―２の７回、矢野が執念のヘッドスライディングで適時内野安打をもぎ取り、一時勝ち越しに成功した。だが、直後の８回に島内が先頭・細川に特大ソロで同点に追い付かれ、さらに９回は栗林が同じく先頭打者のブライトに決勝ソロを被弾した。
プロ２度目の先発となったドラ１・常広は、初回４連打で先取点を献上する立ち上がりも、６回２失点にまとめた。２―２同点でマウンドを降り、球団史上初のデビューから２戦２勝はならず、チームも痛恨の敗戦となった。