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【大学野球】広島スカウト称賛「クジに当たった球団は10年、ショートに困らない」明大・宗山塁が通算10号3ラン

スポーツ報知 2024年9月29日 18時19分

◆東京六大学野球秋季リーグ戦第3週第2日▽明大8-0慶大(29日・神宮)

 明大が慶大に先勝し、1勝1分けとした。今秋ドラフト1位候補の宗山塁遊撃手(4年=広陵)が5回に右越え3ランを放ち、リーグ戦通算10本塁打に到達。リーグ戦通算安打を103に伸ばした。

 3点リードの5回2死二、三塁。フルカウントから竹内丈の内角高めチェンジアップを振り抜いた。打球は右翼席に着弾。今季2号となる3ランは通算10号。慶大を突き放す一撃となった。

 「3番を任されている以上、勝敗を左右する打席が必ずある。いいスイングの結果、長打になってくれたと思います」

 ベンチに戻ると、ナインは「スン」とした態度。しかし次の瞬間、喜びを爆発させた。4年生の直井宏路=桐光学園=が考案したサイレントトリートメント。宗山も両手をバンザイさせ、つかの間の歓喜に浸った。「一気にバーッと盛り上がったんで、気持ちが高まりました。初めてだったので、楽しかったです」と宗山。7回にも犠飛を放ち、計4打点をマークした。

 ネット裏で視察した広島の苑田スカウト顧問は「難しいコースだったが、自分のポイントに持っていくのが上手い。重心がしっかりしているから、当てにいくのではなく、しっかりと振れる」と称賛。「クジに当たった球団は10年、ショートに困らないだろう」と賛辞の言葉を贈っていた。(加藤 弘士)

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