１０月１１日に新たに開幕する大同生命ＳＶリーグ（東京体育館）に向け、昨季前身のＶ１男子覇者のサントリー大阪が２９日、拠点の大阪・箕面市で記者会見を開いた。今季主将を務めるアウトサイドヒッター（ＯＨ）藤中謙也は「シーズン前にしてこれだけメディアの方にお集まりいただき、今季の注目度をすごく感じている。新しいリーグがどう進んでいくのかも楽しみです。その中で選手としてはしっかりバレー界を盛り上げていけるように、チームの目標である優勝を果たせるよう、頑張っていきたい」と決意を込めた。
今季は大型補強もあった。ＯＨにはパリ五輪銀メダルのポーランド代表のアレクサンデル・シリフカ、パリ五輪日本代表で昨季はイタリア１部モンツァでプレーし、プレーオフ準優勝の高橋藍（らん）が新加入し、デアルマス・アラインらＯＨのポジション争いはし烈。この日のプレシーズンマッチは調整段階でシリフカの出場がなかったが、藤中も危機感をにじませる。「リーグ自体のレベルが上がっている。優勝に貢献したい、そこをしっかりと果たせるように」と、初代王座へ強い思いでぶつかっていく。