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大谷翔平&山本由伸、さぁプレーオフ! 全30球団トップ8勝のドジャース…残る不安、勝率は直近6年で最低

スポーツ報知 2024年9月30日 10時0分

◆米大リーグ ロッキーズ1―2ドジャース(29日、米コロラド州デンバー=クアーズフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が29日(日本時間30日)、レギュラーシーズン最終戦となる敵地・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」でフル出場し、4打数1安打でチームは5連勝でシーズンを締めくくった。レギュラーシーズンは162試合中159試合に出場。54本塁打、130打点の2冠王は確定的で、打率3割1分と59盗塁もリーグ2位と圧巻の成績を残した。山本由伸投手(26)も7勝2敗、防御率3・00で、地区シリーズ第2戦の先発も内定。5日(同6日)の地区シリーズから、プレーオフに挑む。

 今季は98勝64敗だったドジャース。3年連続の地区優勝、12年連続のプレーオフ進出を決め、全30球団で最多勝、最高勝率に輝き、第1シードでプレーオフに挑むことになった。圧倒的な強さを見せたかのように見えるが実は、直近6年間では最も勝率が低かった。

 21年からの3年間は106、111、106勝で3年連続100勝超え。新型コロナウイルスの影響で60試合の短縮シーズンだった20年は43勝17敗の勝率7割1分7厘で、19年も106勝を挙げた。20年を除くと、100勝に届かなかったのは、92勝だった18年以来6年ぶりだ。昨季はオリオールズ、ブレーブス、ドジャースと3チームが100勝以上をマークしたが今季の100勝超えはなし。ドジャースも決して圧倒的な強さを残して突破したとはいいがかかった。

 シーズン中には故障者が続出してロバーツ監督も頭を悩ませることも多かった。プレーオフでも先発の11勝ストーン、9勝グラスノーは故障で離脱して登板の可能性はほぼなく、通算212勝の左腕・カーショーも負傷者リスト(IL)に入っており、少なくとも地区シリーズは先発登板しない見込みだ。26日(同27日)に右足を捻挫したフリーマンが最後の3試合を欠場したことも懸念材料。20年以来のワールドチャンピオンへ向けて、打線の中心・大谷、地区シリーズ2戦目の先発が決まった山本の大車輪の活躍に期待がかかる。

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