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石川祐希「重圧は感じずいつも通り入れた」全セット先発10得点 ペルージャ開幕3―0快勝…バレーボールセリエA

スポーツ報知 2024年9月30日 9時32分

◇バレーボール ▼イタリア1部リーグ(セリエA)前半第1節 ペルージャ 3(29―27、25―22、25―21)0 ベローナ(29日、イタリア・ペルージャ、パラバルトン)

 男子日本代表・石川祐希のイタリア挑戦10季目が開幕した。今季から移籍加入する昨季リーグ覇者のペルージャはホームでベローナにストレート勝ち。石川は全セットで先発し、チーム3位のブロック得点1点を含む計10得点で貢献し、存在感を示した。

 「ほぼ勝たなければならない相手。プレッシャーはスーパーコッパ(スーパー杯)ほどは感じていませんでしたが、(個人で)スパイクの部分でミスが多かったし、自分のマックスで打ててない。(セッター)ジャネッリ選手とうまく合わせないといけないと思います。(会場の)雰囲気は非常にいいですし、きょうはいつも通り入れました」。

 ホームの熱烈な声援の中、石川の伊10季目が幕を開けた。第1セット(S)、先発した石川は7―3から相手のライトからのスパイクをブロックでシャットアウト。いきなり右拳を振り下ろし、ほえた。17―13では相手コート奥に突き刺すサービスエースだ。競り合いの26―26ではサーブレシーブし、セッター、シモーネ・ジャネッリのトスに自らバックアタックをたたき込んだ。チームも接戦でこのセットを先取した。

 第2S以降はスパイクがブロックにかかる場面が増えた。第2Sの20―17でレフトからクロスに決めると、安どの表情。第3Sは9―8でバックアタックを突き刺した。ただ、ジャネッリとのコンビの面では後半にかけて課題を残した様子だった。チーム最多14得点のカミル・セメニウクや石川と共にペルージャに加入したミドルブロッカーのアグスティン・ロセルも11得点と躍動し、第2S以降は相手を寄せ付けず、開幕戦を白星で飾った。

 リーグ開幕前のスーパー杯で優勝し、石川はMVPに輝いた。今季はポーランド代表でパリ五輪銀メダルのセメニウク、昨季4冠に貢献したオレク・プロトニツキー(ウクライナ)とのポジション争いも激化する中、常に結果が求められる。前半第2節は10月6日(日本時間7日未明)に敵地でパドバ戦。相手は開幕戦でルーベに1―3で敗れている。セッターとのコンビの精度に磨きをかけ、強豪選手がひしめく常勝軍団で、存在感を高めていく。

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