京都府京都市の「ウェスティン都ホテル京都」で３０日に指されている将棋・第７２期王座戦五番勝負第３局は午後０時１０分、藤井聡太王座＝竜王、名人、王位、棋王、王将、棋聖＝と挑戦者・永瀬拓矢九段が昼食休憩に入り、午後１時に再開された。
開幕から２連勝して一気の連覇を狙う藤井の勝負めしは、サラダとスープが付いた「都ホテルカレーライスセット」。午後からスパイスの効いた指し手を目指す。ドリンクはウーロン茶。
一方、王座奪還へカド番から踏ん張るしかない永瀬は「１０種握りずし盛り合わせ」（お吸い物付き、わさび抜き）をオーダー。さらにドリンクのアイスカフェラテと「巨峰とシャインマスカットのミルクレープ」も注文し、エネルギーを蓄えた。
昼食時で７０手まで。序盤で角交換した角はともに駒台に置いたままで、両者とも２筋の底に飛車を据えている。持ち時間各５時間で、消費は先手・永瀬が１時間４６分、後手・藤井１時間２２分。形勢は互角だ。
午後５時～５時３０分に夕食休憩が設けられ、夜に決着する見込み。