Infoseek 楽天

中村歌昇、舞台「まつとおね」で演出に初挑戦「安らぎをお届けできる作品ができれば」吉岡里帆&蓮佛美沙子の2人芝居

スポーツ報知 2024年9月30日 14時31分

 歌舞伎俳優の中村歌昇が30日、東京・目黒区駒場の旧前田家本邸洋館で演出に初挑戦する舞台「まつとおね」(3月5~23日、石川・能登演劇堂)の記者発表会に女優の吉岡里帆、蓮佛美沙子らと出席した。

 令和6年能登半島地震復興祈念公演の2人芝居で、俳優の仲代達矢が監修、名誉館長を務める能登演劇堂で上演する。吉岡が前田利家の妻・まつ、蓮佛が豊臣秀吉の妻・おねを演じ、群雄割拠の戦国時代、政変に翻弄されながらも平和な世を願った2人の友情を描いた物語。歌昇はオファーを受け「すごく光栄」と喜び、「地元の方々に見ていただいて、心のゆとり、安らぎをお届けできる作品ができれば」と抱負を語った。

 歌舞伎では演出家が不在で、座頭の役者が中心となり出演者同士で演出を練り上げるのが一般的。演出初挑戦の歌昇は歌舞伎での経験をどう生かすのか、注目される。劇場は舞台奥にある扉を開けると圧巻の大自然が顔を出す。「客席からも奥の景色が全部見える設計。一切、建造物がない。おそらく他にはない、唯一無二の劇場です」。現在、どの場面で扉を開くのかなど、演出プランを検討しているという。

この記事の関連ニュース